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この前のミストに続いて、スティーブンキング作品の映画を見ていました!
brooklynlifehack.hatenablog.com
さて、今日はグリーンマイルのメタファーを考察したいと思います。
この映画は
神vs科学という構図があるんですよね。
この構図は、産業革命以降くらいからずっと哲学や文学の題材になっているんですよ。
代表としては『カラマーゾフの兄弟』。
その劇中劇「大審問官」を思い出しますよね。
16世紀のスペインでキリストが復活し、多くの人間の命を救う。しかし、彼は異端審問にかけられて、民衆も彼を助けることはできないってところが
自分は基本的にロシア文学はトルストイ派で一番好きな小説は『戦争と平和』なんですが、『カラマーゾフの兄弟』の主題は本当に飛びぬけていると思っています。
イヴァンとアレクセイの論争とか、イヴァンとスメルジャコフの関係とか
まさに、神vs科学の戦いなんだよな~
その延長上にこの作品はあるんじゃないかなと思うんですよ。
電気椅子も科学の象徴で。
神(の子)を科学で処刑するという構図も、カラマーゾフの兄弟と同じか。
まあ、神学と科学の対立ってずっと続いている構造だもんなー
自分なりの考察が楽しくなってきました。
しかし、名作は何度見ても面白いですよね!