vol.5 ロメオ agavoides 'Romeo'
私がエケベリアを、そしてアガボイデスを好きになるきっかけとなった品種です。ロメオは、夏の暑い時期の方が濃いピンク色になり、冬は若干色が褪めてきます。紅葉の逆バージョンと言った感じでしょうか。この写真は冬に撮影したもので、ピンク色が薄れてきています。
今夏、いくつかロメオをダメにしてしまい _| ̄|○ 写真のロメオはやや葉幅は狭いシャープな感じですが、うちに今ある中ではいい方かな(^-^;
ロメオは、ドイツの多肉種子を扱うケーレスKoehresさんが作出したと言われており、第1回でも紹介したKoehresのagavoides Corderoyi(コーデロイ)から現れた変異種だとされています。下の写真が Koehres の agavoides Corderoyi です。どことなく雰囲気は似ていると思いませんか。
ヨーロッパのほうでは タウラスとかトーラス Taurus などと、韓国では レッドエボニーRed Ebony とかエボニーレッドEbony Red などの名前で呼ばれていることもあります。現在では、こうした流通名は無効とされていて、ロメオで統一されています。もっとも、韓国ではこれとは別にロメオRomeoという品種で販売されている方もいるのでまた違うものなのかもしれません。
ロメオの顔自体にも多少バラつきがありまして、葉のエッジのラインがエボニーのように入るものもあります。
韓国苗のロメオ。これは確かにレッドエボニーって感じがします。
なお、ここ数年で、ロメオルビン'Romeo Rubin'なるものが流通してきました。これはロメオを作出したケーレスがロメオを更に選抜したもので、なんといってもその濃赤色が特徴です。しかも、ロメオルビンは年間を通してこの濃赤色が維持されます。というかむしろ赤黒くなることもあり、より濃くなることもあります。ケーレスでは2017年頃から徐々に種子の販売が開始され、日本の生産者さんや趣味家の方々が種子を輸入して育成したものが最近になって流通しているものと思われます。私が種子を入手したのは2018年秋です。
ケーレスの種子からは、ロメオからルビン並みに濃い赤色をしたものもでる一方で、ルビンの方からもまたロメオのようなものも出てくるので簡単には比較できませんが、わが家の現在のロメオとロメオルビンを比べてみましょう。
この濃いルビンに憧れて実生をしましたが、育ててみるとやっぱりロメオの方が楽しいかもも。ルビンはロメオよりもさらに気難しい感じがしますし。なかなかうまくいきません(^-^;
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*エケベリア紹介 バックナンバー
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