最近ブログ執筆をサボって少し力を抜いていたので、今日はしっかり書こうと思います(๑´ڡ`๑) テヘペロ エケベリア好きの方に少しでも参考になりますように……。
私事でありますが、エケベリアを好きになったきっかけが、ロメオだったんです。こんなに綺麗なピンク色の多肉があるのかー、エケベリアのなかにアガボイデスという系統があるのかーと知って以来、エケベリア収集というよりかはアガボイデス収集が始まりました。
原種さらには交配種を含めるとアガボイデスも極めて種類がかなり多いのですが、エケベリアすべてを集めるのは無理でもアガボなら集められるかもーっていう単純なおバカな発想でアガボ収集をしていました。
……ということで、アガボ好きの私によるアガボイデスの代表的な品種紹介の概論であります。個々の品種の詳細な内容は、並行して連載中(休載中?!)のエケベリア紹介の方に譲ります。
前置きが長くなってしまいました。それではアガボイデスのススメであります。
アガボイデスは、メキシコのサンルイスポトシ、イダルゴ、グアナファト、デュランゴ州に自生するエケベリアです。フランス人植物学者シャルル・ルメール(Charles Antoine Lemaire, 1800-1871)が1863年に発表した品種で、その名はアガベに似ているという意味が込められています。現在では園芸種・栽培種・交配種を含めると………どれくらいあるんだろう(^-^; かなり多数ある大きな種の系統であります。
1874年のヨーロッパの植物雑誌に掲載されたアガボイデスの挿絵がこんな感じです。アガボイデス系の特徴は、上向きで光沢あるツンツンとした葉がポイントです。
日本に渡来したのは明治時代だと言われています。当時は学名が伏され、商業上の理由から和名を付されて販売されたと言われています。その当時からあるアガボイデスが東雲とされています。ということで東雲からはじめましょう。
1 東雲(しののめ)
日本ではこの東雲がアガボイデスの基本種とされていますが、上記の挿絵の幅広なアガボイデスとは全く違いますよね。東雲は細葉で葉を蜜に重ねる感じです。紅葉はほとんどせず、爪の部分が赤くなります。東雲はおそらくagavoides 'Corderoyi'コーデロイなのではないかと思われます。昔からあるため、顏違いもあります。
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東雲が綴化したものが、鯱(しゃち)です。葉が大型なものと小型なものがあります。
詳細はこちら。
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2 相生傘(あいおいがさ)
なかなか流通しておらず入手しづらい相生傘です。1965年頃に、魅惑の宵、相府蓮などとともに導入されたと言われています。本によっては東雲の変種だと記載されているものもありますが詳細はよく分かりません。より赤みの強い紅相生傘もあります。
3 相府蓮(そうふれん)
古代中国の晋の大臣・王倹が官邸の池に蓮を植えて愛したという曲がその名の由来と言われることもありますが、よく分かりません。そのため、想夫恋・想夫憐と記載されることもありますが、相府蓮が正しいようです。「蓮」は、「連」ではなく、草かんむりが付いたが正確だとされています。本によってはagavoides 'Prolifera'プロリフェラだという説がありますが、相生傘がプロリフェラだとする説、いずれもプロリフェラではないとする説もあります。相府連を用いた交配種は数多くあります。代表的なものとして、花うららと相府蓮の交配である花の相府蓮(はなのそうふれん)があります。
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4 魅惑の宵(みわくのよい)
エッジの赤いラインがきれいにのる強健で育てやすいアガボイデスです。以前は、口紅を塗ったようなエッジからリップスティックなどとも呼ばれていました。現在はRed Edgeレッドエッジというのが正式のようです。エッジの入り具合、葉の反り具合にやや顏違いがあります。本種との関係は不明ですが、魅惑の誉(みわくのほまれ)↓ というものもありますが、あまり流通はしておらず入手しづらいです。
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品種紹介 ② に続く……
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