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多肉植物の種子の輸入について

最近は、多肉植物の種を個人で輸入して実生を楽しんでいる方もとても増えてきました。私が多肉の実生を始めた頃は、ネットで検索してもほとんど情報がなく、右往左往しながら注文して、種が到着するまでハラハラする毎日でした(^-^;  最近はブログなどで種子の輸入の方法についてとても詳細にご紹介されている方も多く、大変参考になりますよね。詳細についてはそちらに譲ろうと思いますが、注意すべき点についてメモ程度にご紹介したいと思います。

※あくまでも個人の責任で、法令を遵守して楽しみましょう!

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植物の苗を輸入するより植物の種子を輸入する方がハードルは低く簡単ですが、当該植物を輸入できるのか、輸入にあたり必要とされる書類は何かという点は必ず確認してみてください。ワシントン条約などに違反すると大変なことになります(^-^;

植物防疫所にデータベースがあるのでまずはこちらで検索してみるとよいと思います。

www.pps.go.jp

植物を輸入するにあたり必ず必要となる書類は、輸出国政府機関が発行した検査証明書(植物検疫証明書Phytosanitary Certificate)です。数年前から日本の植物検疫は厳格化されており、必ず開封の上、添付書類も確認されますから、この証明書がない場合、販売元へ返送 or 検疫所での廃棄処分となります。本当に確実に廃棄処分です…。

そのため、輸入にあたっては販売業者に植物検疫証明書を発行してもらえるかどうかを必ず問い合わせる必要があります。ただ、この証明書を発行できる業者が少ないのもまた事実なのです。また、発行手数料も結構高くて、20ドル~100ドルくらいかかる場合もあります。このため、少量の種を輸入するだけだとかなり割高になってしまうので、ある程度まとまった量を購入する方でないと輸入するメリットはほとんどないのかもしれません(^-^;

……ということで、この辺で、ちょっと面倒だなー、いろいろ心配だなあと思われる方も多いと思いますし、そんなにたくさんはいらないという方は、国内で輸入種子を販売されているお店を利用する方が良いように思います。

国内で多肉の種子を販売しているお店は前回ご紹介しています。

brooklynlifehack.hatenablog.com

これまで日本の多肉愛好家の多くの人が利用してきたのは、ドイツのkoehresケーレス、アメリカのMesa Gardenメサガーデンという種子業者だと思います。もちろん、いずれも植物検疫証明書を発行してくれる業者です。

 

ケーレスは、多肉植物の種子をかなり幅広く取りそろえ、比較的リーズナブルに購入できます。植物検疫証明書の発行手数料が35,00 EUR(現時点です、変更になる可能性があります。以前はもう少し安かったのですが、日本の証明書厳格化の頃から値上がりしたような…(^-^;)エケベリアagavoidesのロメオやロメオルビンを作出したり、サボテンに名前がついていたりと、多肉業界ではきわめて有名な業者さんです。

www.kaktus-koehres.de

メサガーデンは、数年前にオーナーさんが変わったこともあり、ネットのショッピングカート式になったこともあって買いやすくなったのですが、取扱品種も変わってしまった印象があります。最近まで植物検疫証明書の発行ができなくなっていたのですが、再び発行可能になりました。ということで、メサからも購入できます。確か基本的には$76だったと思います。

mesagarden.com

メサの方はあまり写真で紹介されていないので、ケーレスのギャラリーを見るのも楽しいです。ケーレスのエケベリアの種は、ちょこちょこ違う種が混入してたり、何かと交雑したような株がでてくることもありますが、そうしたときはケーレスのギャラリーを見てどの顏が正しいのかチェックすることもできます。

興味がある方は覗いてみてくださいね(^^)/

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