皆さんはペットボトルのお茶といえば何を思い浮かべるでしょうか。国内の茶系飲料の生産量は、緑茶が約45％で群を抜き、紅茶・ブレンド茶・青茶（ウーロン茶）・麦茶と続きます。そして、この5種類で約97％を占めているそうです。
私自身は、無糖紅茶などもよく飲むのですが、一番好きなのは、「ジャスミン茶」なんです。ということで、今回はちょっとマイナーな「ジャスミン茶」を飲み比べてみました。
……と、その前にジャスミン茶について少し勉強しましたのでお付き合いくださいね。
ジャスミン茶は、中国茶の一種で、「花茶」と呼ばれるカテゴリーに分類されています。ジャスミン茶は、茶葉は香りを吸収するという特性を利用し、ジャスミン（茉莉花）の花の香りを茶葉に移した花茶です。なお、花茶の全生産量のうち80%がジャスミン茶であり、「花茶の女王」とも呼ばれています。ジャスミン花の質、香りをつける回数などにより、ジャスミン茶の香りの強さなどが異なります。茶葉としては緑茶葉を用いることが多いようです。中国福建省福州市が一大産地とされ、かつては烏龍茶よりも多く日本に輸入されていたこともあったようです。ジャスミン花の香りには癒し・リラックス効果が、ジャスミン茶は集中力を高めるともいわれています。
園芸が趣味の私はジャスミン茶好きが高じてジャスミン（茉莉花、まつりか・まりか）を育てたりもしています。
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ジャスミンの工芸茶などは見た目も美しく、お客さんをお迎えするときに最適ですね。
さて、本題に入ります。今回、比較しようとしたのは大手スーパー・大手コンビニで入手しやすい以下のジャスミン茶11種です。……なのですが、現時点で、⑶・⑻については現時点で入手できていないので、入手でき次第、更新する予定です。⑶は、以前飲んだことがあり、結構おいしかったように記憶しています（なお、数年前に、ダイドーさんの贅沢香茶ヒーリングタイムシリーズに「ピーチティーwithジャスミン」というのがあって、個人的には好きだったんだけどなあ…）。
⑴伊藤園「Relax ジャスミンティー」500ml
⑵サントリーフーズ「伊右衛門 ジャスミン」525ml
⑶ダイドードリンコ「贅沢香茶ヒーリングタイム ジャスミンティー」500ml
⑷セブンプレミアム（ヨークベニマル）「ジャスミン茶」550ml
⑸セブンプレミアム（セブンイレブン）「ジャスミン茶」600ml
⑹トップバリュ（ミニストップ）「やさしい花の香り ジャスミン茶」600ml
⑺トップバリュ「銀毫入り ジャスミン茶」525ml
⑻トップバリュ「中国福建省産の茶葉使用 ジャスミン茶」500ml
⑼ファミリーマート「芳醇 ジャスミン茶」600ml
⑽ローソン「ジャスミン茶」600ml
⑾西友「みなさまのお墨付き 手摘みジャスミン茶」500ml
まずは、マイナーなジャスミン茶市場と言われながら、年々その市場規模が拡大しているジャスミン茶界で、最もメジャーな伊藤園さんとサントリーさんです。両社は、コンビニ各社ともコラボして、共同開発・販売をしているため、まず押さえておかなければならないのはこの2種でしょう。
一般的なジャスミン茶の1.5倍のジャスミン花を使用しており香り豊かですが、ジャスミンの香りが好きな私としては、けっして強すぎるという感じはしません。苦味もなく、後味もすっきりしていて飲みやすいと思います。香料不使用であることや、独自製法によりカフェインが少なくできていることも高評価です。定番であり、王道のジャスミン茶といえるのではないでしょうか。
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⑵サントリーフーズ 京都福寿園伊右衛門 ジャスミン 525ml
2018年5月にリニューアルされた伊右衛門ブランドのジャスミン茶です。伊右衛門と謳うだけあって、ジャスミン茶に緑茶を加えた緑茶仕立てのジャスミン茶のようです。緑茶の渋み・キレが感じられ、伊藤園よりもジャスミンの香りが抑えられているため、ジャスミン茶が苦手な方にもおススメです。
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伊藤園はファミリーマートさんとローソンさん、サントリーはセブンイレブンさんと共同開発・販売していますので、上記と比較しながら飲んでいきます。
最高等級茶葉「銀毫」を25％、特級茶葉10％使用というキャッチコピーに惹かれますよね。ネットで調べたところ、「銀毫」とは、銀色の新芽が入った良質な茶葉だそうです。なんでも福建省産の緑茶100kgの茶葉に総量200kg以上のジャスミンの花を使って花の香りをつける作業を6回繰り返し、最後に花を加えるという手間のかかる製法だそうです。
銀毫の華やかな香りと特級茶葉のコク、すっきりとした味わいが特徴とされていますが、確かにジャスミンの香りも感じられますし、スッキリしています。同じく「銀毫」を25％使用しているセブンイレブンに比べて、やや味が薄いようにも感じますが、クセがなくとても飲みやすいです。飲みやすさで選ぶのであればセブンよりもファミマかなと思います。
追記：2021年7月13日新発売
これまでの芳醇ジャスミン茶と比べると、茶葉の構成要素が変更になった模様です。
これまでは、最高等級茶葉「銀毫」を25％、特級茶葉10％使用だったのですが、今回のものは最高等級茶葉「銀毫」が30％になりました。その他の茶葉はどのくらいの等級のものかはわかりませんが、グレードアップと考えてよいのではと思います。
以前のものの味をはっきり覚えているわけではないので、正確なレビューにはならないないと思いますが、よりすっきりして、後味も苦み少なく、飲みやすくなったような気がします。色味は少ーし薄くなったかな。
このジャスミン茶、個人的にはキンキンに冷えた状態よりも、常温に戻してから飲んだ方が甘みも感じられ美味しく感じます。
是非お試しください。美味しくなった気がします。おススメです。
⑽ローソン ジャスミン茶 600ml
他のジャスミン茶と比較してその見た目・色味からも分かるように、濃いめの仕上がりのため、渋みや苦味が感じられます。脂っこい料理などと一緒に飲むとよい感じです。個人的な感想ですが、あまりジャスミン茶な感じがせず、伝統あるあの伊藤園の烏龍茶になんとなーく似ている気がします。
私の現時点での一番のおススメがこちら。
イオン系スーパーで購入できるイオンのプライベートブランド・トップバリュから「銀毫入り ジャスミン茶」です。銀毫茶葉を10％配合しているのに、お値段がなんと73円という嬉しいお値段。そしてなんといっても、甘みの感じる味わい。苦みなく、ものすごくさっぱり、爽やかな後味です。かといって、ジャスミンが強すぎるわけでもなく、癖がないので、ジャスミン茶をはじめハーブティーなどが苦手な方でも飲めてしまうのではないかと思います。
⑹トップバリュ（ミニストップ）「やさしい花の香り ジャスミン茶」600ml
こちらもトップバリュのジャスミン茶です。↑のジャスミン茶はイオンの食品売り場のジャスミン茶、こちらはイオン系のコンビニ・ミニストップのジャスミン茶です。
両方飲んでみて、トップバリュのジャスミン茶はとてもレベルが高いということが判明です(^^) これもすっきり爽やかでおいしいです。優しい香りでジャスミン茶が苦手な方でもいけそうです。内容量がこちらの方l多いですが、価格も100円と少し高くなっています。 こちらの方がほんの少し後味が残る感じでしょうか。嫌な残り方ではないので、飲みやすいです。
（続く）
