「小説家になろうで、現在周流になっているジャンルの考察」
今回は、自分が新連載を始める前に、書いていたメモを使って、なろうのトレンドを分析していきます。
ちなみに連載しているのはこちらです。
2位じゃダメなんですか?~器用貧乏と言われてパーティーを追放された俺は、実は世界最強のオールラウンダーだった!?あざとい後輩と伝説になります~(なろうへ)
①追放ざまぁ系ファンタジー
最近の主流は、異世界転生ものから、パーティーを理不尽に追放された主人公に特殊な才能が実はあって、それを使って元パーティーメンバーに復讐していく”ざまあ”ものに流行が移っています。
だいたい冒頭で、主人公が追放→特殊能力に目覚めるのが定跡ですね。
自分の新作もこの定跡に、ジャンプ系の王道マンガの「夢と絆」を取り入れて成り上がるタイプの作品にしてみました。
ストレス少なく、主人公が無双するタイプの小説に人気が集まっています。
定跡がかなり整備されているため、なかなか自由度が高くないのがちょっと難しいです。
逆に序盤のはなしの作りやすさは天下一品。
②悪役令嬢婚約破棄もの
こちらも2大トレンド。
貴族の悪役令嬢(たいていは冤罪)が、理不尽に婚約破棄されて、その後楽しく生きていく話が多いです。
別の素敵な人が見つかり、溺愛されることが多いのが特徴で、追放後にスローライフ系・イチャイチャ系・冒険系などに分岐し①と比べてその後の自由度が高いのが魅力ですね。
①よりも作者の個性が出やすいイメージです。
まとめ
ここの2つが現状の主流トレンドになっています。
たただ、どちらも定跡から外れることが難しくて、どう差別化しつつも定跡のいいところを取り入れるのかが難しいです。
自分は、「後輩ヒロインとイチャイチャする」という方針が一番にあって、そこからジャンプ的な要素を付け加えて言った感じです。
少しでも参考になると幸いです!
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プロフィール
関東圏の国立大学を卒業し、働く社畜。仕事は割とうまくこなしていると言われている。社畜の癖に根っからの自由人で、オタク。趣味で同人小説や同人ゲームを作っている。将棋も趣味でアマチュア三段。将棋ラブコメ小説が投稿サイトで累計50万PVを達成したり、将棋研究ブログがその筋の人にはわりと有名だったりする。大学時代は歴史研究に没頭したせいで満洲語やトルコ語がある程度わかる変な特技を持つ。かなりの凝り性。趣味は将棋と読書とゲーム。