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【祝テレビ放送・ネタバレ注意】『天気の子』感想~ライトでありながらも、哲学的な傑作~

 

 

 

 

 

brooklynlifehack.hatenablog.com

 

家出少年・帆高と天気を操る女の子・陽菜の青春劇。

家出少年はフェリーで知り合った怪しい男・須賀に助けられて大都会東京で何とか生きていく。

 

自分も劇場で見ました!!新海誠作品は、自分の一番好きな作品は「秒速5センチメートル」ですが、この作品もいいですよね。

 

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青臭さが最高なんですよね。

 

 オカルトライターの手伝いをさせられる中で、彼は運命の出会いをする。拳銃を拾うとか本当に非日常だ。

 

こういうボーイミーツガール好き。うさんくさい取材先もフラグなんですよね~これ全部大事な話w

 

怪しいキャッチから女の子・陽菜を救う。木村嫌な奴だよな~

陽菜は年上を名乗るが・・・

 

徐々に仲良くなっていく二人。

チキンラーメンとポテチで作るラーメンサラダとポテチチャーハン。おいしそう。

 

ふたりは陽菜の能力を使ってビジネスをしていくことに・・・

この爽快感好きだな~

 

ふたりの関係が深まる様子にニヤニヤも止まらない(笑)

 

こういう世界観って「君の名は」とつながっているんでしょうね。

そういうのを考えるとドキドキする。

 

登場人物もたくさん出てきますしね。

 

付き合う時ははっきり、付き合ったら曖昧に。

勉強になるな~

 

そして、崩れていく自然と人間のバランス。

異常気象。

 

天気の子=巫女的な存在と考えると哲学的ですよね。

 

大人という立場と保身。

それにあらがう青臭さ。

 

家出少年&銃所持の疑いで追われる帆高たち。

そして3人はラブホテルに逃げ込む。

 

この舞台が、大人的な存在に囚われる子供たちなのかなと思いました。

こういうアンバランスな舞台装置をあえて作り出すことで、いろんなメッセージ性を感じますね。大人になるふたりの将来を暗示しているようにも見えますし・・・

 

考察しがいがありますよね。

人柱という運命を背負った天気の子=陽菜。

 

人柱という大人たちの道理に対してどうあらがうのかをこの作品は投げかけてくる感じがします。

 

無邪気な子供たち=帆高と陽菜

人柱という運命を押し付けるの大人たち=警察や須賀

 

俗にいうセカイ系的な世界観でもあります。

「ひとりの命と世界の運命、どちらをとるか」

 

大人は世界の運命を取るべきだと考えるし、子供は世界のことなんて関係ない。大事な身近な人の命を取ると答える。

 

エヴァンゲリオン以来(スレイヤーズにも同じように問うところもありました)続いているこの論争について、新海誠監督なりのけじめをつけようとしているのかな?

 

人柱になってしまった陽菜を取り戻したい子供。

 

 

アヤネ元カノなんだww

 

廃ビルで陽菜を取り戻そうとする帆高。

須賀は大人の理論で帰らそうとするが、銃で拒否する。

 

主題歌グランドエスケープとともに大人たちからも逃げる帆高と天界で出会うふたり。

 

人柱を拒否したことで、異常気象は半永久的に続いていく。

その罪を背負わなければいけないふたりなんですよね。

 

でも、大人たちはそんな事意に介さないで生きていく。

生きていくしかないんですよね~

 

そして、成長した二人は再会し・・・

 

特別エンディングもよかった。

コロナと作中の描写がマッチングするんですよね。

 

最高の映画でした!!!

 

 

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感想(40件)

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