おうち時間をもてあまし、久々にレトロゲームでもやるか!と押し入れから取り出したSFC、そうスーパーファミコン。
うわぁぁぁぁ、ひどーーい黄ばみ。しえぇぇぇー( ゚Д゚)
本体はあまりに黄ばみがひどく、お見せするのも心苦しいので、コントロールだけを(^-^; 実際はもっと黄ばんでいます…。
wikiによれば、黄変が起こる原因として、ABS樹脂の材料そのもの劣化のほか、ABS樹脂の添加物が化学変化を起こしている場合があるようです。
そして、ABS樹脂の添加物が化学変化を起こしている場合には、①酸化防止剤によるフェノール黄変(暗所で黄変してしまう)と、②臭素系の難燃剤の劣化による黄変(紫外線で黄変してしまう)に分けられるそうです。
詳細はこちら。
うちの場合、両方だな(^-^; 昔は日の当たる場所に常時置いていたし、今は押し入れの中に入れっぱなしだったし……(>_<) どうにかしてこの黄ばみがとれないかな……
そうだ!!思い出しました!!以前、聞いたことがありましたよ!!
漂白ができるということを!!!(*´▽`*)!!
ということで、スーパーファミコン本体とコントローラーを漂白(レトロブライト)してみました。レトロブライトとは、「紫外線をあてることで酸化防止剤を還元し、水素源として過酸化水素水を用いることで酸化防止剤と難燃剤両方の黄変に対応する」すなわち、黄ばみを取ってしまうという化学変化であるようです。
文系の私には理論や化学式はよく分かりませんが、簡単に言ってしまえば、液体状酸素系漂白剤に浸して、紫外線にあてるということでよいようなのです。
<用意するもの>
〇通常のプラスドライバー SFC本体内部の基盤などを外すときに使用します。
〇スーパーファミコン用の特殊ドライバー SFC本体を開けるのに使用します。
↑ 上の種類の違うドライバーは、以前、ソフトの電池を交換しようと購入したスーパーファミコンのソフト用のドライバー。なかなかお値段するのです(^-^; でもでも、最近は、本体用とソフト用の2本セットが販売されていて結構お手頃価格のものもあるようです。もちろん、お値段がよい方がしっかりとしたものですが、廉価版でもまあ大丈夫です。
ニンテンドー 特殊 ドライバー スーパー ファミコン ゲーム 機 2点 セット ネジ 汎用 タイプ 任天堂 ゲーム機 価格:620円 |
特殊ネジ 用 ドライバー 2種セット (スーパーファミコン 用 ほか) 価格:3,760円 |
あまりにホコリ、ゴミがすごいため( ゚Д゚)…小さい画像にしましたm(__)m 拡大してみない方が良いと思いますm(__)m
ちなみ、私のスーファミ、黒いサウンドボードがあるため初期型でした。そんなに早いタイミングで買ってもらっていたんだな~。しみじみ~。
〇液体酸素系漂白剤 ワイドハイターEXパワー
レトロブライトの実際の実験では12%の過酸化水素水の濃度で行われたもののようですが、国内では6%を超える酸化性液体は毒物・劇物取締法の規制対象となっているため、私たちが入手しやすい酸素系漂白剤の代表格では、花王さんのワイドハイターEXパワーが良いようです。こちらは濃縮タイプで、通常のワイドハイターよりも、消臭・漂白活性化成分の濃度が高いようです。原液のまま使うのがよいので、結構使いますが(^-^; 私が用いたダイソーさんのシューズボックスでは大容量の880ml詰め替え用4本くらいでようやくヒタヒタの状態でした(貧乏性の私は少しだけ水でかさまししました)。
ワイドハイター EXパワー 漂白剤 詰め替え 大サイズ(880ml*3コセット)【ワイドハイター】 価格:1,072円 |
〇透明な蓋つきボックス
ダイソーのシューズボックス200円を用いました。紫外線を取り入れることがポイントなので透明なもの、全方向から光が入るものがよいです。
あとは、スーパーファミコンの本体から基盤や金属部など漂白できない部分を取り除いて、ABS樹脂の箱の部分をドボンと漬け込んで、室外に置いて紫外線をたっぷりあてます。
夏場の快晴下では、ワイドハイターEXパワーの(ほぼ)原液で行うと、1日~2日で漂白が完成してしまいますよ(*´Д`)!! 冬は時間がもう少しかかりそうです。
以下、私の失敗談から。ご参考程度に。
当初、ワイドハイターEXパワーを半分程度に薄めて使用していました。黄ばみが強かったためか、夏場でもかなり漂白までに時間がかかり、途中で追加投入して濃度を高めたりして、試行錯誤していたら、何日も漬け込みすぎてしまい、色が落ちすぎてしまい白っぽくなってしまったりした部分ができてしまいました。あまり漬け込む時間を長くせず、原液のままの場合はそこそこの時間で切り上げる方がよいのかなと思いました。この辺は、季節や天気、紫外線の量、本体の黄ばみの程度などにも左右されるから慣れるまでちょっと難しいかもしれません(^-^;
ネットで検索すると、ワイドハイターに水を加えて薄めて行っている人も多いようです。こっちの方が時間はかかりますが、本体に負担はかからないのかな。
一部がちょっと白っぽくなってしまいました(^-^;
漂白前の写真を撮り忘れてしまいましたが、アダプタの接続部は取り外しが難しいので、この部分が当初の黄ばみです。こんな感じの黄ばみが全体にありました。だいぶ綺麗になってとても満足です(^-^)
また、最初のうちは、側面・底面が色付きのボックスを使って漬け込んでいたのですが、紫外線が入りにくくなるためか、黄ばみの落ち方がイマイチだったり、色むらができてしまったところもありました。全面が透明のボックスを用いる方がよいです。
あ、あと、液剤のなかにしっかり漬け込むようにします。浮き上がってきたりしまったりもするので重しや抑えなどでしっかり浸しておきましょう!浮き上がって液剤が薄くしかない部分は変色や色剥げしてしまう感じです。
ということで、スーファミ本体では少し失敗してしまいましたが、コントローラーはとても上手に漂白できましたよ~(*´Д`) まだ組み立ててないですが、見てみてください! 漂白前と漂白後を!!全然違いますよね(*´▽`*)
当初、ブログに書く予定もなかったので、写真を撮り忘れたり、やや説明不足なところ、不親切なところも多々ありますがm(__)m 今度またチャレンジすることがあったら書き足したりしていきたいと思いますので何卒ご容赦くださいm(__)m
ただし、あくまでも個人の責任にてお試しくださいね。当方は責任を負いかねます(^-^; たくさんの方々がブログやyoutubeなどでもご紹介されていますのでぜひ参照されてくださいね。私よりも丁寧にわかりやすく説明されていてとても参考になります!