ということで、今日は創作で自分が使っている技法の紹介です。
映画のシナリオの作り方で3幕構成というものがあって。それを応用して小説を作っていることが多いです!
カクヨムのこちらがわかりやすいですね↓
まず、最初に設定をざざっーと説明します。
上の作品だと、主人公は大貴族の娘で、学園の卒業式に王子様から婚約破棄されてしまった。
王子様は、浮気相手にぞっこんで、浮気相手は腹黒いみたいな……
設定紹介を最初に軽くしておくと、読者の方が話に入りやすくなります。
あんまり複雑な設定をバンバン出すと、読者の方が混乱するので、シンプルにわかりやすくを心がけています。
難しい設定は、あとで小出しにしたほうがいいと思います。
真ん中は、3つくらいの問題を起こす。
だいたい3つですね。
ひとつめは、簡単に解決できる問題
ふたつめは、なかなか歯ごたえがある問題。
最後の問題は、一番難しい問題。
こうすることで、物語が階段状になって、盛り上がりが生まれます。
読みやすさを重視するなら、問題解決の後に軽く今の状況を説明すると、読者の方も振り返りやすくなって没入感が生まれやすいはず。
上の作品だと
①婚約破棄を突き付けられる→ヒロインが浮気相手に反撃開始
②浮気相手の猛攻(ヒロインにいじめられたという証言など)→それがでっち上げと反論
③最後に浮気相手を完全に論破して、叩き潰す
という3段階になっています。
そして、その盛り上がりを持ったまま、ラストにつなげると余韻がでていい感じにしまります。
ラストは、シンプルにしておくと、盛り上がりの効果が強まりますね。
上の作品だと「浮気相手を叩き潰して、主人公は今後強く生きることを決意する」感じで、③の完全論破の余韻をそのままに終わらせるようにしています。
こんな感じで、設定→事件→ラストのサンドイッチ方式で具材を厚くするイメージですね。