多肉植物を育てるうえで、やっぱりこだわりたいのは土作りですよね。自分の栽培環境・栽培方針なども踏まえたうえで、最適な土とは何かを追究する。植物を育てる方にとっては永遠の課題です。今回からシリーズで用土について一緒に考えていきたいと思います(^^)/ シリーズの最後で、土の配合についても検討したいと思います。
今回は基本用土のなかでも最も基本的な「赤玉土」についてです。
昔から園芸用土の基本土として、そして万能土として重宝されている土です。
噴出した火山灰が長年降り積もってできた関東ローム層の赤土から作られ、これを乾燥させて振るいにかけて、粒の大きさごとに分類され、一般的には、①細粒(極小)、②小粒、③中粒、④大粒とされて販売されていると思います。
関東の方々にとってはものすごく身近な土ですしとても入手しやすい用土ですが、日本全国どこでも流通していると思いますし、それどころか今や海外の多肉栽培家もわざわざ日本から輸入して利用しているそうです。
やや赤みががった褐色の粒状で、弱酸性の性質を示し、通気性・保水性・保肥性・保湿性があります。
多肉植物の培養土に赤玉土を入れるのは、上記の特質を踏まえたうえで、株を保持するための重さを得るという役割があります。多肉用土に、バーミキュライト、パーライト、ピートモスなどを入れる方も多いと思いますが、これだけだとあまりに軽すぎて株の保持が難しくなるためです。ただ一方で、赤玉土を入れると、どうしても保水性・保湿性が良くなりすぎてしまうため、赤玉土を配合しないという人もいます。
また、赤玉土は、水やりや風雨によって徐々に風化し、いずれは粒状が崩れ、赤土の状態になってしまいます。そうなると、排水性が悪くなるため、排水性が重要な多肉植物の栽培には、粒がつぶれにくい硬質の赤玉土を使うことがよいとされています。
とまあ、このあたりのことは言わずもがなで、皆さんもうご存じだと思いますので、この辺にして……。
……ということで、微塵が少なく、なるべく潰れにくい硬質の赤玉土を探すわけです。超硬質とか、焼き上げた焼成赤玉土とか……。硬質赤玉土とはいえ、メーカーにより千差万別。
いろいろありすぎて悩んでしまうという方に私が特におススメしたい赤玉土はこちら。
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お値段は通常の硬質赤玉土よりも高いですが、微塵が少なく、本当に潰れにくい!そして硬い!粒の状態が長く維持されます。これを一度使うと他のものにしたくないのですが、やっぱりお値段の都合で……(^-^; 通常の硬質赤玉土で妥協してしまうこともありますが、大切な多肉植物についてはこちらの赤玉土を使用しています(^-^; もし赤玉土で良いものをお探しの方はぜひ上記の赤玉土を一度使ってみてくださいね(^^)/