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多肉(エケベリア)プラ鉢 何を選ぶ? その2(プラ鉢紹介①スリット鉢ほか編)

大変マニアックなお話をしております。前回は、多肉植物、特にエケベリアを育成するプラ鉢についての総論的なお話を書きました。

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brooklynlifehack.hatenablog.com

今回から何回かに分けて、各論的に個別のプラ鉢についてご紹介していきたいと思います。マニアックな内容につき、興味がない方はスル―して下さいね(^-^;

 

今回取り上げるプラ鉢のラインナップはこちら。

⑴兼弥産業 CSM シリーズ (丸型スリット鉢)

⑵アップルウェアー プラステラ シリーズ (四角型スリット鉢)

⑶兼弥産業 A シリーズ

 

⑴兼弥産業  CSM シリーズ (丸型スリット鉢)

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左:CSM-90(3号)右:CSM-60(2号)

スリットポット | 兼弥産業株式会社 | 総合農業資材メーカー

スリット鉢と言えば、兼弥さんです。スリット鉢とは、地植えでの根張りを鉢の中でも実現するために設計されたプラ鉢で、根のサークリング(根巻き)現象を防止するとともに、用土の90%を有効活用できる優れたプラ鉢です。園芸界の大ヒット商品でして、ロングタイプや懸崖厚手タイプなどバリエーションも豊富で、私自身、バラやクリスマスローズ、果樹などあらゆる植物に利用させていただいております。スリット鉢の良いところは、①根張りが良くなくこと、サークリングしにくいこと、②水はけがよいこと、通気性がよく、酸素の供給できることなどなどです。より詳細な効果については、私もいつもブルーベリーでお世話になっているオーシャン貿易オンラインショップさんの記事をご覧くださいね。

サイズ展開も2号サイズ(CSM-60)~かなり大きなサイズまであるため、エケベリア栽培で困ることはないと思います。このプラ鉢シリーズで一貫した栽培が可能であること、スリット鉢で大きく育てることができるという点がこのプラ鉢の優位性だと思います。ちょっと残念な点としては、確かCSM-150(5号)サイズあたりからスリットがかなり広く入るようになるので、土が流出しやすくなり、これを防ぐために本来入れなくてもよい鉢底石を入れてスリットを埋めないといけない点です。そうすると、スリットの効果・意味がなくなってしまうような心配もあります。

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カラーは、モスグリーンとなっています。以前は、モスグリーン・ブラック(ネイビーかな?)・ブラウンの3色があったように記憶していますが、現在ではCSM-60(2号)、CSM-75(2.5号)についてのみ、ブラックも購入できる通販サイトがあります。

大手ホームセンターでは、コーナンさんではCSM-90(3号)~、コメリさん、カインズさん、DCMさんではCSM-120(4号)~、ジョイフル本田さんではCSM-180(6号)~の取扱いがあったように思いますが、3号未満を取り扱っているHCはほとんどないのでネット通販で購入されると良いかと思います。

このプラ鉢は、エケベリア界の巨匠・錦玉園さんなど広く利用されています。 

『スリット鉢』 プラ鉢 6cm 2号 100個セット プラスチック 鉢 まとめ買い セット

価格:1,320円
(2020/9/28 23:40時点)
感想(17件)

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左:プレステラ90型、右:CSM-90

⑵アップルウェアー プラステラ シリーズ

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プレステラ 左:90型、右:105型

アップルウェアー株式会社/カタログ/育苗資材

兼弥さんのスリット鉢と人気を二分するのがアップルウェアーさんのプラステラです。こちらもスリット鉢なので基本的な機能・特性は同じだと思います。プラステラは丸型ではなく、四角型です。トレーなどで多肉を管理している場合、多くは四角型用のトレーなので(一部丸型のトレーもありますが)、プラステラを入れたときに隙間なくキレイに収まり安定します。整理整頓できている感じがしてとても気持ちがよいですよね。ただ、残念な点は90型(3号)と105型(3.5号)の2サイズしかないというところです。幼苗の場合はもう少し小さいサイズが欲しいですし、スリット鉢で大きく育てようとする場合には、やっぱり兼弥さんの鉢になってしまうかなと思います。

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色の展開は、ブラック・モスグリーン・ブラウンの3色が基本色だったと思いますが、最近はネット通販などでホワイトも購入できます。エケベリアを育てている方ではホワイトが結構人気かなと感じています。

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プレステラ 全色・全サイズ

地方のホームセンターで申し訳ないのですが、DCM系のケーヨーD2では、2サイズ3色すべての取扱いがありました。ネット通販で購入される方が簡単かもしれません。

プレステラ 通常型 白 90 スリット入りプラ鉢 100個セット

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⑶兼弥産業 A シリーズ

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A-25

プラスチック鉢 | 兼弥産業株式会社 | 総合農業資材メーカー

エケベリアを販売するお店や、生産者さんの販売会・即売会などで用いられることが多いシンプルなプラ鉢です。最近の生産者さんは、2号のポリポットで苗を育成して、このAシリーズのA-25(2号相当)に投げ込みして販売していることが多いです。また、趣味家の方々では、このAシリーズに直接植えている方も比較的多いように思います。サイズは、A-25(2号相当)~A-50まであります。通常は1号(1寸)鉢の直径が3cmなのですが、このAシリーズは少し不規則なので、実際に手に取って試してみてください。
こちらの鉢はホームセンターであまり見かけないので(大きいサイズはたまに取り扱いがありますが)、ネット通販で入手した方が良いかと思います。

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カラーは、ホワイトとブラウンの2色ですが、生産者さんが特注したと思われるカラーもあります。たとえば、いとうぐりーんさんはベージュ色、今井カクタスさんはブラックを使用していますよね。おらいさんの販売会では、定番色のホワイトとブラウンがよく使用されていますよね。

↓ いつも私が購入している所沢植木鉢センターさんでは、A-25白(ホワイト)が長期欠品中につき入荷未定とのことでしたので、ブラックのリンクを貼っておきます。

プラ鉢 A-25 黒(ブラック) 30個セット

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感想(0件)

なお、A-25用のトレーとしては、同じく兼弥さんのPMTシリーズのPMT-35がよく用いられます。丸鉢用のトレーです。こちらはA-25を入れると、底面部分が少々宙に浮く感じになりますが、かえって通気性が確保されてよいのではないかと思います。ただ、このトレー35穴すべて2号サイズのポリポットやA-25に植え付けた植物を入れると、その重さで歪む感じになるので、2枚重ねすると頑丈になりますよ。

トレー 35穴 PMT-35 プラスチックトレイ 黒

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感想(10件)

かなり長くなりましたので、今回はここまでにします。その3に続く。

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