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多肉(エケベリア)プラ鉢 何を選ぶ? その1(概論)

多肉植物・サボテンの魅力にハマればハマるほど、種類も数も増えてしまう。自生地のように地植えというわけにはいかない日本において、何に植えたらよいのか非常に悩むところです。

多肉植物の種類・特性に応じて鉢を変えることも必要でしょうし、種類が同じであれば鉢を統一することも考えられます。多肉植物を何に植えるかという問題は、多肉植物を育てている栽培環境・条件に大きく左右されます。また、育成を重視する人もいれば、デザイン性を楽しみたい方もいますし、そもそも鉢には全く関心がない方もいると思います。各人それぞれのニーズに合うような最適な鉢を探し求めていくことも多肉植物の楽しみであり難しいところなのだと思います。

……ということで、数年前に、他のブログにプラスチック鉢に焦点をあてて、多肉植物の栽培に用いられることの多いプラ鉢をご紹介したところ、現在もなお閲覧下さっている方もいるようなので、情報をアップデートすることにしました。

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多肉植物の栽培に利用されているプラ鉢いろいろ

私自身はエケベリアを中心に育てており、他の多肉植物についてはあまり知識がなく、一般的な内容で物足りないと思いますが、メジャーなプラ鉢のラインナップ・入手方法として参考になれば嬉しいです。

 

⑴プラ鉢の良いところ・悪いところ
プラ鉢の特徴は、①軽い、②安い、③保水性がよい、という点かと思います。私は以前、エケベリアを素焼鉢で育てていましたが、通気性が良すぎて水やりの回数が増えてしまったり、数が増えたりサイズが大きくなったりするとどうしても重さがネックになり管理しづらくなったりしてきました。また、価格の面でも、素焼鉢3号で1つ100円程度はしますが、プラ鉢であればその約1/3~1/2くらいの価格で買えます。ただ、水持ちがよいということは裏を返せば、通気性の確保が問題となります。この場合、通気性のよい土にするとか、スリットの入ったプラ鉢にするとか、鉢穴が多く大きいプラ鉢にするとか、鉢底石を多めにするなどを考える必要があります。

 

⑵丸いプラ鉢と四角いプラ鉢

プラ鉢には、丸型と角型(四角型)の違いもありますよね。

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丸型と角型(角型には四角のほか八角もあります)

たにっくん工房さんも以下のブログでご指摘されていますが、

www.tanikkun-koubou.com

一般的には丸型は細かい根をたくさん伸ばすタイプの多肉植物エケベリアなど)に、角型は太くまっすぐな根を伸ばす多肉植物が適していると思います。また、トレーに入れて管理する場合を考えると、角型はぴったり収納できるので見た目がきれいで省スペースといえますが、丸型は四隅部分に隙間が生じる分だけ通気性がよいともいえます。
私個人としては、以上の点を踏まえると、エケベリアについてプラ鉢を用いるときは「丸型のスリット鉢」が良いのではないかと思います。

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丸型のスリット鉢

⑶何色のプラ鉢がよいか
一般にサボテンなどは黒いプラ鉢を用いた方がよいと言われています。これは黒色が太陽光を吸収して鉢内の温度を高め、根を温めるためだと思われます。たにっくん工房さんは、「冬」に温度が必要である植物に関しては黒のプラ鉢がよいとしています。
鉢内の温度を実際に計測したことがないので分かりませんが、エケベリアなど多くの多肉植物は夏に遮光をすると思いますが、遮光下でも黒色はかなり太陽光を吸収し鉢内の温度が上昇してしまうような気もします。夏の暑さや蒸れには弱いエケベリアからすれば、(寒冷地を除いて)冬よりも夏の暑さや蒸れの方が厳しい環境にあると思いますので、むしろ黒色以外の方が良いようにも感じます。

 

⑷比較的入手しやすい鉢は何か
多肉植物を継続的に育てていく場合、コレクションを増やしていく場合などには、比較的容易に入手できるプラ鉢であることが必須だと思います。

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多肉植物エケベリア)に用いられることの多いプラ鉢

次回(その2)では、上記の写真に掲載したメジャーなプラ鉢について、その特徴、メーカー、入手先、利用されている生産者さんなどなどの情報を知っている限りご紹介していきたいと思います。

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