千鶴が目を覚ますと、そこは小島の浅瀬だった。倒れている和也を見つけた千鶴は、海に転落した自分を助けるために和也が飛び込んだことを思い出す。千鶴は和也に呼びかけるが、反応がない。「冗談やめてよ!!起きてよ。ねえ!!」──目を覚まさない和也に、千鶴は顔を近づけ……。
一方、木ノ下家では和の快気祝いに山奥の温泉宿に行く計画が立てられていた。
公式サイト様(https://kanokari-official.com/story/)から引用
感想
ついにラブコメが本格的に動き始めましたね!
人工呼吸イベント、好意の自覚、温泉イベント!!!
ラブコメの王道イベントが盛り沢山です。
主人公は完全にレンタル彼女千鶴に好意を自覚しましたが、彼女の方も少しずつそういう描写が増えてきました。
お客さんの和也よりも、むしろプロである彼女の方が、恋を自覚するハードルが高くなるんですよね。
ラブコメとしては、どちらかというと女の子がチョロい場合の方が多いんですが、今回は舞台設定があるため定跡の逆です。
このプロ彼女であるが故の、恋の自覚をするハードルの高さが物語を盛り上げる。
とても勉強になります!
D
プロフィール
関東圏の国立大学を卒業し、働く社畜。仕事は割とうまくこなしていると言われている。社畜の癖に根っからの自由人で、オタク。趣味で同人小説や同人ゲームを作っている。将棋も趣味でアマチュア三段。将棋ラブコメ小説が投稿サイトで累計50万PVを達成したり、将棋研究ブログがその筋の人にはわりと有名だったりする。大学時代は歴史研究に没頭したせいで満洲語やトルコ語がある程度わかる変な特技を持つ。かなりの凝り性。趣味は将棋と読書とゲーム。